2024年7月26日

お客様各位

ロンシール工業株式会社

塩化ビニル樹脂系壁紙の不燃性能/準不燃性能認定取得に関するお詫びとお知らせ

 日頃より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
弊社が製造しました「塩化ビニル樹脂系壁紙」の一部において、国土交通大臣認定を受けた仕様と一部異なる仕様で出荷していたことが判明しました。
 当該製品につきましては、建築基準法で定められている不燃性能/準不燃性能を満たしていることを確認し、この度、不適合な状態を解消する為に新たに国土交通大臣認定を取得しましたので、お知らせ致します。防火性能を求められる建築物に施工されている場合でも、貼替の必要はございません。
 この度の出来事につきまして、真摯に受け止め、お客様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。お客様の信頼を損なうことなく、更なる品質向上に努めて参りますので、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

1．対象製品
 塩化ビニル樹脂系壁紙（内装仕上げ材）
 製造会社 ：ロンシール工業株式会社
 販売会社 ：シンコールインテリア株式会社
 カタログ名 ：BEST 2023-2025（旧BIGACE 2022-2024）
 対象品番 ：BB8554、BB8555、BB8716（BA6139）、BB8741（BA6368）、BB8742（BA6426）、BB8768
 販売期間 ：2023年4月～11月末
  ※上記対象品番の一部の製造ロット

2．認定番号と構造方法の名称

3．発覚事象
 弊社壁紙製造の配合工程にて原材料である可塑剤の計量設備工事実施の際、
可塑剤選択設定ミスが発生しました。本来は可塑剤「DINP」のみを使用する認定仕様となっていましたが、
「DINP」に加え「DOP」が混入した仕様となっていたこと（大臣認定の不適合状態）が発覚しました
（2023年4月2日～同年11月2日製造品が対象）。

4．原因
 工事前後の確認ミスが不適合発生の原因です。また、設備改造工事の際の変更管理ルールが定められておらず、
依頼部署、工事部署間の情報共有不足に加え、チェック機能が不十分であったことが、
ミスに気付かないまま生産を開始した原因です。
 指定外の材料が混入することに対するリスク管理体制が十分で無かったことが、発覚が遅れた要因です。

5．再発防止策
 ①  設備更新工事の前後における管理ルールの徹底
  不適合発生の原因となった工事ミスを防止するため、工事前後のチェックシートを作成し、
  依頼部署、工事部署の複数部署で確認し、試運転立会の記録を記載し保管します。
 ②  教育の実施
  工事部署において、工事ミスにより認定不適合製品となることについて部内教育を実施し、
  年1回の教育を継続します。
 ③  分析実施
  対象品番ロットごとに都度、可塑剤分析を実施し、認定仕様製品であることの確認と
  仕様不適合製品の流出を防止します。

6．本件に関するお問い合わせ
 ①  お電話でのお問い合わせ
  ロンシール工業株式会社　壁装営業部
  電話：03-5600-1838
  受付時間10:00～16:00（土日祝日、年末年始、GWを除く）

 ②  弊社ホームページからのお問い合わせ
  https://www.lonseal.co.jp/inquiry/